『わけありの美』

※ごくわずかな理由で、正規品から外れてしまった品々を特別価格でご案内いたします。
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※こちらのページの商品につきましては返品をお受けしておりませんので、予めご了承ください。
浄法寺漆産業_葆光庵_巖手椀 中 溜
・内側に筋が入っている
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巖手椀
希少な国産漆100%の浄法寺漆器の「巖手(いわて)椀」と名づけられたお椀。巖の字が使われているのは「崖の上に神への祈りの文である祝詞を入れる器を二つ並べた儀礼を表している(白川静「字統」)」ことが由来です。厳しい自然の中で木を育て、漆を掻き、職人が数ヶ月の時間をかけて完成させたその風土から生まれたお椀という意味合いもあります。
人の「手」によって作られ、「手」で持つ器という意味も期せずして含まれます。
全国各地に漆器の産地は数多くありますが、使用される「漆」の産地は指折り数えるほど。岩手の浄法寺はそんな漆の産地のひとつです。
漆の木から漆液を採る「漆掻き」職人が朝から晩まで丹念に採った漆を、何回も塗り重ね丁寧に仕上げています。国産の漆がふんだんに使える場所ならではの、素朴でシンプル、堅牢な漆器。
日々、使うことで程よいツヤが生まれ、色合いや透け具合に表情がでてきます。漆器は生きている器。末永いお付き合いをお願いいたします。
葆光庵:漆の葆光を岩手から世界へ
「葆光(ほうこう)」とは、ほのかに内に秘めた光のこと。古代中国の思想家・莊子は漆園を管理する役人でした。「葆光」は莊子の文章に頻繁に登場します。宝石のような派手な光ではなく、漆器の艶のような奥ゆかしい光、そのような漆の葆光を岩手から世界へ発信していきます。
作り手 |
葆光庵 |
産地 |
岩手県盛岡市 |
サイズ | 直径約12cm×高さ約6.5cm |
種類 | 漆器 |
ご注意 | 電子レンジ・食器洗浄機不可 |
HP |
『わけありの美』とは
ほんの小さな傷や歪み。それは、手仕事だからこそ生まれる、唯一無二の個性です。ごくわずかな理由で、正規品からは外れましたが、美しさやぬくもりはそのまま。
今回は、そうした品々を特別価格でご紹介します。ただ安くなっているのではなく、工芸品の魅力をもっと身近に感じてほしいという思いから。
大量生産にはない、ひとつひとつの表情やゆらぎを、ありのままの魅力としてお楽しみください。