2023年は兎年!来たる年末年始のおすすめアイテム特集。
秋も深まり朝夕はめっきり冷え込むようになりました。あっという間に、今年も残りあと2か月。12月を目前に、#tohokuruでは年末年始におすすめのアイテムをピックアップ。
来年の2023年を共に過ごしたい、ほっこり癒やしのうさぎの「干支人形」と、あたたかいお料理を美味しいままで食べられる、お正月のおせちやふだんづかいにも重宝する「漆塗りのうつわ」をご紹介いたします。
来たる2023年を、お気に入りの干支人形と共に。
うさぎの起き上がり人形
岩手県紫波郡紫波町で活動する製作ユニット・コシェルドゥの、個性豊かなうさぎたちをご紹介します。

十二支をそれぞれ形どった動物の置物は、その年一年間の縁起物、そして厄除けとして、古くから年毎に飾られる風習があります。十二支はそれぞれが動物神と重ね合わされており、来たる2023年は「卯」のうさぎ年です。
こちらの起き上がり人形は、裏張りの技法によって岩手県紫波郡紫波町で「コシェルドゥ」が製作している張り子の玩具です。表には花巻市の成島和紙(なるしまわし)を張り、おもりは久慈市の小久慈焼(こくじやき)の土粘土を使用しています。
コシェルドゥのうさぎたちは、一つ一つが手書きのため、同じものがありません。個性豊かなうさぎの表情を、どうぞお楽しみください。起き上がらない場合もありますが、そのときは、そっと手を添えてあげれば起き上がります。
卯(うさぎ)は穏やかで温厚な性質であることから「家内安全」を、その跳躍する姿からは「飛躍」「向上」を象徴します。ほかにも草木の「成長」の意味も含まれており、新しいことに挑戦するのに最適な年とされているそうです。
干支の置物は、お正月だけでなく一年を通して飾ることができます。
コシェルドゥのうさぎたちと共に、また良い1年をみなさまが過ごせますように。
ふだんづかいにも、お正月のおせち料理にも。
漆塗りのうつわ
あたたかい食事をあたたかいまま美味しくいただける。ふだんづかいにぴったりな漆塗りのうつわは、お正月にお客様がいらしたときにも重宝します。

陶磁器やガラスに比べてとても軽く、口当たりがやさしい漆塗りのうつわ。天然の漆には菌の繁殖を抑える抗菌作用があるため、昔からおせち料理の重箱としても使われてきました。あたたかいお料理を美味しいまま食べられる保温性も嬉しい特徴。熱いものを注いでも手には熱さが伝わりにくく、お子さまやご高齢の方でも安心してお使いいただけます。
漆器をふだんづかいできるもうひとつの理由は、その丈夫さとお手入れの簡単さ。使った後はぬるま湯で洗って柔らかい布で拭きあげます。漆器は使い込むことで磨かれ、艶が増すため、毎日使うことが長持ちするコツ。年月がたつと共に漆の美しさが際立ってきます。少しの思いやりで一生もののうつわを育てることができる、身近な工芸品です。
秋田・川連塗 寿次郎
安比塗漆器工房
めし椀
小林漆器
汁椀 七々子塗 黒
<今回ご紹介した漆器工房>
秋田県の雪深い湯沢市川連地区で生まれた、800年の歴史を持つ国指定伝統的工芸品『川連(かわつら)漆器』。
特徴は、防腐や防虫の効果もあるその堅牢さと、厚い仕上げの美しい塗り。「花塗り」と呼ばれる、技法により、「味覚」だけでなく、厚い仕上げの花塗りならではの「触感」や光沢の美しさといった「視覚」でも食事を楽しむことができます。
岩手県八幡平市を中心に生産される漆器「安比塗」。八幡平市安比地区を含む北東北一帯には、縄文時代からウルシの木が多く自生し、日本有数の漆の産地として透明度・発色・硬度に優れた上質な生漆を産出しています。この恵まれた環境を生かして古くから生活に根ざした漆器がつくられてきました。温もりと丈夫さを併せ持つのが「安比塗」です。
青森県弘前市の「津軽塗」。三百余年の歴史を有する堅牢優美な漆器で、日々を彩る実用品として、地域を超えて、多くの人に愛され続けています。その創始は寛文年間の頃津軽藩において、産業開発のために興されたもの。漆液の塗り・研ぎ・磨きは38~48回にも及び、俗に『馬鹿塗』とも称されるほど膨大な手間と時間を惜しみなく注ぎ込まれて作られます。
いかがでしたか? #tohokuruでは本日紹介した工房以外にも、漆塗りのアイテムを取り扱っておりますのでぜひそちらもご覧ください。また、2023年の干支「うさぎ」のアイテムは、今後も入荷が予定されております。各SNS等でお知らせいたしますので、そちらもチェックしてみてくださいね。
行く年を惜しみつつ、来る年を指折り数える年の暮れ。
みなさまがお気に入りのアイテムと共に、また良い年を迎えられますようお祈りしております。
<関連アイテムのご紹介>
日本の豊かな自然の彩りや季節感をガラスで表現する青森の伝統工芸品「津軽びいどろ」と、Rinキャンドルの優しい光をかけ合わせたカネイリオリジナル商品「びいどろっぷ」等、カネイリと津軽びいどろのコラボ商品。
#tohokuruではオリジナルアイテムも多数取り扱っております。出会ってきた工芸家の方々と、一緒につくりあげてきたアイテムや、東北の郷土文化をモチーフのグッズ等、東北愛あふれるアイテムをお楽しみください。
東北にゆかりのあるクリエイターや、わたしたち東北スタンダードマーケットが今まで出会ってきた工芸家・クリエイターの方々と彼らが生み出すアイテムをご紹介いたします。ぜひご覧くださいませ。