Koquela

大堀相馬焼は、福島県浪江町大堀地区で350年にわたり受け継がれてきた伝統工芸品です。東日本大震災と原発事故の影響を受けながらも、福島県内陸部への産地移転を経て力強く再建を果たし、現在もその伝統を守り続けています。
飲み物が冷めにくく手が熱くならない二重焼きの技法は、外出時の日常を豊かに彩ります。フタして旅へ「ふたたび」は「Re=再生」を意味し、サステナブルな精神と力強い再興、伝統の伝承を象徴しています。

飲み物を温かく、または冷たく保ちながら、持ち歩くことが可能なため、 使い捨て容器の削減を目指し、繰り返し使えるエコな選択肢として。さらに、大堀相馬焼の伝統的な美しい手仕事によって、日常に豊かさと歴史を感じていただける一品です。
錨屋窯13代目 山田慎一氏が描く左馬は、力強さと同時に優しさに溢れ、2頭の馬が仲睦まじく翔ける様子が微笑ましい逸品です。「右に出るものはいない」という縁起の良い馬模様は、狩野派の技法で描かれます。
大堀相馬焼の特徴
・走り駒
旧相馬藩の「御神馬」が描かれており、別名「左馬」それは「右に出るものがない」という意味から縁起が良いとして地域では親しまれてきました。 狩野派の筆法といわれる「走り駒」の絵で、相馬藩の御神馬を熟練された筆使いで手描きされています。
・青ひび
貫入音と共に「青ひび」といわれるひび割れが、器全体に拡がって地模様になっています。 ”うつくしまの音 30景”にも選ばれた美しき音色 貫入音(かんにゅうおん)素材と釉薬との収縮率のちがいから、焼いたときの陶器の表面に繊細な音を伴って細かい亀裂が入ります。 これを貫入と呼びます。大堀相馬焼は、この貫入によって「青ひび」の地模様が刻まれます。
・二重焼
入れたお湯が冷めにくく、また熱い湯を入れても持つことが出来ます。 この技法は大堀相馬焼にしかない、珍しい技法です。 元々、大堀相馬焼は生活に溶けこんだ陶器であり、使いやすいように創意工夫を重ね、このような技法になりました。
作り手 | 錨屋窯13代目 山田慎一 |
産地 | 福島県白河市 |
サイズ |
Φ9cm×H14cm 容量230ml |
素材 | 陶器/蓋:シリコン製 |
お手入れ方法 | 二重焼の製品は一般の器と同じ用に食器用洗剤などで洗った後、内側も水でよくすすいでください。すすぎ終わりましたら、内部の水をそこの穴から抜くため、しばらくの間、伏せないで立てておいてください。 |
ご注意 | ・電子レンジ・オーブン不可 強い衝撃や急激な温度変化で割れたり欠けたりすることがあります。器の裏面は研磨処理を施していますが材質により完全に処理できない製品もあるため、テーブルなどの上では引きずらないようにご注意ください。タンブラーを |