大堀相馬焼 松永窯
大堀相馬焼がつくられている福島県を舞台にした大河ドラマ「八重の桜」。
波乱に満ちた生涯を生きた、主人公の山本八重がもつ深い愛情、そして強い信念が、震災により被害を受けた大堀相馬焼の復興に宿るように、八つの桜を二重焼で表現しました。大堀相馬焼はこれから、幾多の困難があっても山本八重のように不屈の精神で前進していきます。八重の桜「八重セレクション」クラフト部門受賞、フランス「メゾン・エ・オブジェ」、ニューヨーク「NY NOW」出展作品となっております。
大堀相馬焼とは、福島県浪江町大堀地区で生産される焼物の総称です。 旧藩政時代には相馬焼と呼んでいましたが、国の伝統的工芸品指定以後は、産地名である「大堀」の名を入れた大堀相馬焼として広く知られています。「走り駒」「青ひび」「二重焼」の3つの特徴を持ちます。
・走り駒
旧相馬藩の「御神馬」が描かれており、別名「左馬」それは「右に出るものがない」という意味から縁起が良いとして地域では親しまれてきました。 狩野派の筆法といわれる「走り駒」の絵で、相馬藩の御神馬を熟練された筆使いで手描きされています。
・青ひび
貫入音と共に「青ひび」といわれるひび割れが、器全体に拡がって地模様になっています。 ”うつくしまの音 30景”にも選ばれた美しき音色 貫入音(かんにゅうおん)素材と釉薬との収縮率のちがいから、焼いたときの陶器の表面に繊細な音を伴って細かい亀裂が入ります。 これを貫入と呼びます。大堀相馬焼は、この貫入によって「青ひび」の地模様が刻まれます。
・二重焼
入れたお湯が冷めにくく、また熱い湯を入れても持つことが出来ます。 この技法は大堀相馬焼にしかない、珍しい技法です。 元々、大堀相馬焼は生活に溶けこんだ陶器であり、使いやすいように創意工夫を重ね、このような技法になりました。
作り手 | 大堀相馬焼 松永窯 |
産地 | 福島県西白河郡西郷村 |
サイズ | 直径65mm×高さ80mm 重量250g 容量110cc/個 |
素材 | 磁土 |
お手入れ | 松永窯の焼きものは、吸水性、通気性があり、うわぐすりには貫入が入っているものもあります。使用していますと、茶渋や染みが貫入部分や陶器地に入ってきますので、お買い上げ後はご使用前にお湯にひたし、陶器に水分を十分ふくませておくと茶渋や染みがつきにくくなります。また、ご使用後はよく洗いよく乾燥させてから収納されることをおすすめします。 |
ご注意 | - |
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