岩手県八幡平市を中心に生産される漆器「安比塗」のひめ小鉢です。

通常の小鉢よりも小ぶりで可愛らしいので｢ひめ小鉢」と命名されました。ころんとした形が持ちやすい人気の器です。木製品の特長として熱いものを入れても熱くなりすぎず冷たいものを入れても水滴がつきません。夏はくずきりやあんみつ冬は甘酒やおしるこを入れたデザートカップとしても重宝します。

八幡平市安比地区を含む北東北一帯には、縄文時代からウルシの木が多く自生し、日本有数の漆の産地として透明度・発色・硬度に優れた上質な生漆を産出しています。この恵まれた環境を生かして古くから生活に根ざした漆器がつくられてきました。温もりと丈夫さを併せ持つのが「安比塗」です。

漆器は熱の伝わり方がやわらかで、器が熱々にならず程よいぬくもりを生み出します。
漆器の質感とともに豊かな食卓をお楽しみください。