『わけありの美』

笹野一刀彫_おたかぽっぽ 5号
・本体:台座に染料付着あり
そのほか、アイテムの状態は画像一覧にてご確認いただけますと幸いです。
●笹野一刀彫について
笹野一刀彫は、サルキリと呼ばれる大きな刀一本で作り上げられる伝統的な技法です。おたかぽっぽは、山形県米沢市笹野地区に伝わる木彫玩具で、米沢藩主上杉鷹山公が、農民の冬期の副業として工芸品の製作を奨励したことにはじまり、魔除けや“禄高を増す”縁起ものとして、親しまれてきました。
笹野彫の材料は、土地の人々が、《アブランコ》と呼んでいる野生の《喬木》で、これを十分乾燥させ、サルキリ・チジレという独特な刃物で削り、彫って、簡単な彩色を施したもの。コシアブラの独特の柔らかさが美しいカールを生みます。その野趣豊かで古拙な味は他の玩具類には求め難い風格として親しまれております。
作り手 |
笹野一刀彫 |
産地 | 山形県米沢市 |
サイズ | 直径:約40mm 高さ:約150mm |
素材 |
木(コシアブラ) |
お手入れ | 水濡れによって羽の部分が伸びてしまいます。湿気にご注意くださいませ。 |
ご注意 |
一点一点の絵付けの表情、彫り方・大きさに差があります。特に、元々の木材の形によっては全体が少し曲がっていることもございます。あらかじめご了承くださいませ。白木ですが、どんどん色が濃くなっていきます。 |
『わけありの美』とは
ほんの小さな傷や歪み。それは、手仕事だからこそ生まれる、唯一無二の個性です。ごくわずかな理由で、正規品からは外れましたが、美しさやぬくもりはそのまま。
今回は、そうした品々を特別価格でご紹介します。ただ安くなっているのではなく、工芸品の魅力をもっと身近に感じてほしいという思いから。
大量生産にはない、ひとつひとつの表情やゆらぎを、ありのままの魅力としてお楽しみください。