『わけありの美』

※ごくわずかな理由で、正規品から外れてしまった品々を特別価格でご案内いたします。
※ページ内では特別価格となった理由についてご案内しております。その他のアイテムの状態につきましては、購入前に画像一覧でご確認いただけますと幸いです。
※こちらのページの商品につきましては返品をお受けしておりませんので、予めご了承ください。
東北スタンダードマーケット×笹野一刀彫
復刻古代ぽっぽ
>>正規アイテムページはこちら(同サイズは廃盤のため現在販売していません)
・本体:羽根に染料付着あり、胴体・羽根にキズあり
そのほか、アイテムの状態は画像一覧にてご確認いただけますと幸いです。
●復刻古代ぽっぽについて
「復刻古代ぽっぽ」は約200年前のぽっぽの柄を復刻したもので、オス・メスのツガイになっています。胴の面取りが多く、絵付けも細やか。今見てもモダンな意匠です。コシアブラの独特の柔らかさが美しいカールを生みます。現在は数量限定で再販している、貴重な郷土玩具です。
笹野一刀彫は、サルキリと呼ばれる大きな刀一本で作り上げられる伝統的な技法です。お鷹ぽっぽは、山形県米沢市笹野地区に伝わる木彫玩具で、米沢藩主上杉鷹山公が、農民の冬期の副業として工芸品の製作を奨励したことにはじまり、魔除けや“禄高を増す”縁起ものとして、親しまれてきました。
実は「お鷹ぽっぽ」が生まれる以前にも笹野地区は一刀彫の産地で、かつては子どもが背負って遊ぶこともあったとか。「ぽっぽ」という言葉が、アイヌ語で「玩具」という意味を持っているという説もあり、その昔は東北各地にもアイヌ民族が暮らしていたことから、そう名付けられたのかもしれません。
笹野一刀彫の材料は、土地の人々が、《アブランコ》と呼んでいる野生の《喬木》で、これを十分乾燥させ、サルキリ・チジレという独特な刃物で削り、彫って、簡単な彩色を施したもの。コシアブラの独特の柔らかさが美しいカールを生みます。その野趣豊かで古拙な味は他の玩具類には求め難い風格として親しまれております。
作り手 |
笹野一刀彫 |
産地 | 山形県米沢市 |
サイズ | 縦11.5×横11×高さ30.5cm |
素材 |
木(コシアブラ) |
お手入れ | 水濡れによって羽の部分が伸びてしまいます。湿気にご注意くださいませ。 |
ご注意 | 一点一点の絵付けの表情、彫り方・大きさに差があります。特に、元々の木材の形によっては全体が少し曲がっていることもございます。あらかじめご了承くださいませ。白木ですが、どんどん色が濃くなっていきます。 |
『わけありの美』とは
ほんの小さな傷や歪み。それは、手仕事だからこそ生まれる、唯一無二の個性です。ごくわずかな理由で、正規品からは外れましたが、美しさやぬくもりはそのまま。
今回は、そうした品々を特別価格でご紹介します。ただ安くなっているのではなく、工芸品の魅力をもっと身近に感じてほしいという思いから。
大量生産にはない、ひとつひとつの表情やゆらぎを、ありのままの魅力としてお楽しみください。