東北工芸製作所
蒔絵があでやかに描き出す、政宗公の仙台城。
宮城県仙台市に伝わる伝統工芸、「玉虫塗(たまむしぬり)」はあでやかに照り返す発色と輝きがタマムシの羽根を思わせ、日本を代表する工芸品として、世界に輸出されました。こちらは、400年前伊達政宗が居城と定めて築城した、仙台城本丸の主要建造物を蒔絵で描いた扇面絵図です。
東北工業大学工業意匠学科史実に基づいた、原図をもとにした蒔絵。京都の清水寺のように崖に付き出して設けられた本丸懸造りなど、細部の描写にもこだわった絵図はまさに圧巻のもの。海外の来賓者にも喜ばれます。
東北工芸製作所について
宮城県仙台市の東北工芸製作所は、1933年に設立。「玉虫塗」を国内・海外向けに製作し続け、宮城を代表する伝統工芸品に育て上げました。伝統的な品々を作る一方でテーブルウェアやステーショナリーとして生活を彩るシリーズ「TOUCH CLASSIC」をスタートさせるなど、現代のライフスタイルに合うような新商品の開発に取り組んでいます。
技法・素材について
木や金属、ガラス、樹脂などの素地を使用し、漆塗りの工程の途中で銀粉をまきます。そしてまいた銀粉をなめらかにするように磨き、透明感のある色うるしを塗っていく。玉虫塗の独特の技法であるこの工程が、光の加減で変化する色合いや輝きを生み出すのです。「使う工芸」として作られ続けてきたあでやかな玉虫塗が、さまざまな生活の場面を彩ってくれます。
作り手 | 有限会社東北工芸製作所 |
産地 | 宮城県仙台市 |
サイズ |
縦22×横42×高さ0.7㎝ |
素材 | 木製 |
お手入れ | - |
ご注意 | - |
HP | http://www.t-kogei.co.jp |
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