大槌刺し子
大槌の元気なお母さんから
ひと針ずつ、想いを込めて。
大槌刺し子のマルチクロスは、53cm×53cmというゆとりの大きさ。肌触りも良い綿100%です。大判ハンカチとして持ち歩いたり、お弁当包みとして利用したり。贈り物の包装布としてもお使いいただけます。
「四つ葉のクローバー」
「希望・誠実・愛情・幸運」を象徴する四つ葉のクローバーのデザインには、みんなが元気になれるように!との願いを込めています。四つ葉のクローバーには、中心をクロスする線と、四つ葉の縁取りに施された刺し子。黄色の刺し子糸が映えます。
「葉っぱの森」
サクラ、ケヤキ、カエデ、カツラ…色とりどりに舞う葉っぱと、それを優しく支える手のひらをイメージした優しく、温かいデザインです。サクラ、カツラ、ケヤキ、カエデ、イチョウ・・・さまざまな種類の葉っぱのうち、6枚に刺し子が施されています。
「ひょうたん島」
赤い色が特徴のこのマルチクロスは、大槌の海に浮かぶ蓬莱島(ほうらいじま)をモチーフにしています。「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったとも言われる蓬莱島は、大槌の町の人が愛してやまない町のシンボル。ちくちく可愛い刺し子がひょうたんを描いています。ひょうたん島の周りには、大槌の海で見られる鮭、ヒトデ、イカが泳ぐ、ほっこりデザインです。
<大槌刺し子プロジェクト>
東日本大震災により、町や大切な人、家、仕事を奪われ、綻んでしまった大槌という町を「刺し子」を通してもう一度、繕い補強し、みんなが誇れる美しく、たくましい町にしていきたい。2011年6月、大槌町発、一歩を踏み出した女性たちによるプロジェクト。避難所生活で仕事や家事などの役割を失ってしまった女性たちが、「何かをしたい」という思いからはじまったのが、避難所とういう限られたスペースで、針と糸、そして布さえあればできる「刺し子」の制作でした。
刺し子は、かつて貴重だった布地を繰り返し補修し、長く大切に使う生活の過程で発達した文化。特に東北では、厳しい寒さを凌ぐために、布を何枚にも縫い重ねて保温をする独自の技術が広まり、時代の流れの中で形を変え、糸目を重ねて美しい模様を描き出すものへと変化をしてきました。
もともと収入を得るための仕事ではなく、母が大切な家族のことを思い施した手仕事である刺し子。お母さんたちが生きがいを見つけ、元気に輝けば、家が明るくなり、地域が変わる。岩手県大槌町の女性たちが日本の伝統手芸である「刺し子」を、布地の上にひと針、ひと針ほどこすことで、手仕事のぬくもりを伝えています。
作り手 | 大槌刺し子 |
産地 | 岩手県大槌町 |
サイズ | 縦53×横53cm |
素材 | 綿100% |
お手入れ | お洗濯の際は、中性洗剤を使用し、水またはぬるま湯でお洗いください。はじめのうち、色落ちする可能性がございますので、他のものとは別に洗濯することをお勧めします。高温のお湯で洗いますと、糸が色落ちする場合がありますので、ご注意ください。 |
ご注意 | アイロンをかける際は、あて布をし、押さえるようにして低温でアイロンをおかけください。刺し子の下にタオルを敷くと、縫い目がつぶれず綺麗に文様がでます。高温でのアイロン掛けは、糸の色落ちの原因となる場合がありますので、ご注意ください。 |
HP | https://sashiko.jp/ |