復刻古代ぽっぽです。約200年前の柄を復刻したものでオス・メスのツガイになっています。胴の面取りが多く、絵付けも細やか。今見てもモダンな意匠です。

サルキリと呼ばれる大きな刀一本で作り上げる「笹野一刀彫」。

上杉鷹山の禄高があるようにと、鷹の形の「お鷹ぽっぽ」という置物の産地として知られています。

しかし、実は「お鷹ぽっぽ」が生まれる以前にも笹野地区は一刀彫の産地で、かつては子どもが背負って遊ぶこともあったとか。

「ぽっぽ」という言葉が、アイヌ語で「玩具」という意味を持っているという説もあり、その昔は東北各地にもアイヌ民族が暮らしていたことから、そう名付けられたのかもしれません。

コシアブラの独特の柔らかさが美しいカールを生みます。

現在は数量限定で再販している、貴重な郷土玩具です。

・笹野民芸館
お鷹ぽっぽなどで知られる1000年以上の歴史を持つ木工芸、笹野一刀彫を展示。名人高橋清雄さんに弟子入りした小山泰弘(こやまやすひろ)さんをはじめとした工人の作品販売も行っている。