デコ屋敷大黒屋
福島の伝統工芸品 三春駒
福島県は江戸時代より、全国的に有名な馬の産地となりました。そしてこの馬をモチーフに作られはじめたのが郷土玩具の三春駒(みはるごま)です。黒色が子供のお守り、白色がお年寄りのお守りと言われる縁起物です。
仙台の木ノ下駒(きのしたごま)、八戸の八幡馬(やわたうま)とともに日本の三大駒(さんだいごま)とよばれています。
三春駒には、坂上田村麻呂を東北地方の戦で助けた馬の伝説話があります。その昔、坂上田村麻呂が盗族征伐で苦戦をしている時に、どこからともなく現れた100頭の馬に助けられ盗族征伐が出来ました。実は盗族征伐前に、田村麿は京都の偉いお坊様からお守りとして100頭の木彫りの馬をお守りとしていただいたのです。彼はそのお守りが助けてくれたのではないかと思ったようです。
それを聞いた村人が恩恵があるのではないかと、家々に木彫りの馬を置いたところ、ご利益があり、それが家々に広まり置かれる様になったという伝説的な話があります。それから今でもデコ屋敷で、木彫りの馬を三春駒として製作しております。
デコ屋敷大黒屋
デコ屋敷は「三春駒」「三春張子」など三春の民芸品全ての発祥地です。(デコとは木彫りの人形のことで木偶(デク)の別な読み方)元々は、ほとんどダルマばかり作っていたので、ダルマ屋敷と呼ばれていました。江戸時代からの伝統工芸の里で、数百年の伝統を守っています。
デコ屋敷大黒屋では、三春駒や三春張子など、福島の郷土玩具を制作・販売しております。創業より三百余年、代々受け継いできた手作りの製法にこだわり、ひとつひとつ丁寧に制作しております。歴史ある郷土玩具の新たな可能性を模索し、より良い製品を提供したいと考えております。
| サイズ | 縦6.5㎝×横4㎝×高さ12㎝ |
| 産地 | 福島県郡山市 |
| HP | http://dekoyashiki-daikokuya.co.jp/ |
