【iriser-イリゼ-】 くらしに虹色の彩りを、人々に輝く笑顔を。

カーテンの隙間から光が差し込む、大事なミーティングを控えた朝。
眠気が頭にこびりつきわけもわからず、なんだか気分が浮かない朝。
夜が明ければ、当たり前のように平等に訪れる朝も、
その日の気分や予定によって爽やかに感じたり憂鬱に思えたり。
それでも、身につけたアクセサリーひとつで、自然と背筋が伸びて凛とした自分でいられる気がする。
そんな経験はありませんか?

光にあたるときらきらと輝くガラスのアクセサリー。その透明感には、どこか凛とした味わいが秘められています。身につけるだけで華やかさを演出してくれる、『iriser-イリゼ-』のガラスアクセサリーは“ランプワーカー”(ガラス職人)がひとつずつ丁寧に手作業でつくることで、その繊細なデザインを生み出しています。素材となるのは、理化学用品や調理器具、コーヒーメーカーなどに使われる耐熱ガラス。これは熱に強いだけでなく、伸ばしたり、繋げたりすることができるという特徴があるため、細やかな加工をすることができます。そして、ガラスが割れてしまっても、その特徴を生かして修理を行うこともできるのです。
耐熱ガラスでつくられたアクセサリーは、他のガラスアクセサリーより軽く、つけ心地がラクなことも特徴のひとつ。シンプルなガラスのきらめきが存在感を示しながらも、飾らない自分でいることを助けてくれるような、『iriser-イリゼ-』のアイテム。カジュアルなお洋服にも、フォーマルなお洋服にも合うアクセサリーです。

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ゼロからスタートするまちに生まれたランプワーカー。

『iriser-イリゼ-』は、2019年に立ち上げられたハンドメイドガラス工房「アトリエiriser」のオリジナルブランド。フランス語で「虹色にする」「虹色に輝く」を意味する名前には、イリゼのアクセサリーを手にした人々と、それを生み出す職人たちのくらしに彩りが加わり、輝けるようにという願いが込められています。
「アトリエiriser」が工房をかまえるのは福島県南相馬市小高(おだか)区。そのまちにランプワーカー”という仕事がもともとあったのかというと、そうではありません。

南相馬市小高区は、2011年3月11日の東日本大震災により大きな被害を受け、東京電力福島第一原発の事故により避難指示区域に指定されました。小高に住む全ての人がまちを出ることとなり、それから5年4カ月もの間、人が住むことは許されませんでした。「ふるさとに帰れない。このままふるさとがなくなってしまうのかもしれない。」
そんな声が上がる中で、「魅力的な仕事や職場があれば人々が帰ってくれるかもしれない」と考えたのが、株式会社小高ワーカーズベースの代表取締役である和田智行さん。
ゼロからスタートするこのまちに、ゼロからできる魅力的な仕事をつくりたい。
そんなときに和田さんが出会ったのは、HARIO Lampwork Factory。
耐熱ガラスメーカーHARIOが、職人の手仕事技術の継承のために始めた耐熱ガラスを使用したアクセサリーブランドです。

バーナーさえあればどこでも自由にできるものづくりの仕事なら、若い人や、子育て・介護で働きたくても働きにくいという方でも柔軟な働き方ができるのではないだろうか? そうして、HARIOから技術の指導を受け、まずは『HARIOランプワークファクトリー小高』が設立。小高のまちに未経験からスタートしたランプワーカーが生まれ、何度も失敗を繰り返しながらも諦めず技術を磨き続けました。

ガラス細工の手仕事、ランプワーカーをまちに取り入れ、それから約4年。磨いてきた技術を生かし南相馬市で暮らす自分たちらしいブランドを立ち上げよう。和田さんとランプワーカーたちがそんな想いで始めたのが、ハンドメイドガラス工房「アトリエiriser」とオリジナルブランド『iriser – イリゼ -』です。

『iriser-イリゼ-』が信じる無限の可能性


『iriser-イリゼ-』を立ち上げて最初に生み出したアクセサリーのデザインは、地域に馴染み深いイベントやアイテムがモチーフにされました。南相馬のまつり相馬野馬追(そうまのまおい)をイメージした馬の「蹄鉄(ていてつ)」。蹄鉄は、ヨーロッパでは魔除けや幸運のお守りになると信じられています。当時の小高の“町花”である紅梅をモチーフにした「おだかうめ」シリーズは、小ぶりで可愛らしい花が耳元や首元を彩り、波と風を表現した「オフショア」はサーフィンがさかんな南相馬ならではの作品です。これらの初期のアイテムはブランド立ち上げを全面協力してくれたHARIOのデザイナーがデザイン。

ゼロからの再スタートを始め、無限の可能性を秘めている小高区。自分たちのまちだけではない、ひとりひとりが無限の可能性を秘めているという思いが込められた、無限大がモチーフの「アンフィニ」シリーズなど、徐々に「アトリエiriser」の職人たちによるデザインの商品も誕生しました。現在ではアクセサリーだけでなく、プラスチックストロー削減活動の一環としてガラスストローを開発、販売しています。透明感のあるガラスストローは、チェックやドットなどお気に入りの柄でドリンクタイムを楽しむことができます。福島県に伝わる縁起物・郷土玩具「起き上がり小法師」をかたどった「KOKORO-心-」は、ランプワーカーや、福島県で暮らす人たちの折れない心を表現したという、つよく美しい作品です。こちらは、小高のランプワーカーの仕事を応援するため「東北スタンダードマーケット」が企画したクラウドファンディングのリターン品にもなりました。

避難地区となり、人々がいなくなった小高のまちに魅力的な仕事を。
そうしてこのまちにランプワーカーたちが生まれました。
繊細な手仕事により、さまざまな形を生み出すことができる、耐熱ガラスでつくられた美しいアクセサリーは、「アトリエiriser」と小高のまちの無限の可能性を感じさせてくれるとともに、その凛とした輝きが身につける人々にも勇気を与えてくれます。

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