〈大槌刺し子 みやびふきん〉
ひと針、ひと針、刺し子をしたふきんのことを「花ふきん」といいます。
箱膳や供え物台、ティーポットにかけるなど、飾りふきんとして。少しくたびれてきたら、お皿を拭くふきんとして、そして、最後は台拭きとして使い続けることができます。
刺し子は、かつて貴重だった布地を繰り返し補修し、長く大切に使う生活の過程で発達した文化。特に東北では、厳しい寒さを凌ぐために、布を何枚にも縫い重ねて保温をする独自の技術が広まり、時代の流れの中で形を変え、糸目を重ねて美しい模様を描き出すものへと変化をしてきました。
このみやびふきんが、少しでも長く、
みなさんの心豊かな生活に彩りを
添えることができることを願っています。
【大槌刺し子プロジェクト】
東日本大震災により、町や大切な人、家、仕事を奪われ、綻んでしまった大槌という町を「刺し子」を通してもう一度、繕い補強し、みんなが誇れる美しく、たくましい町にしていきたい。2011年6月、大槌町発、一歩を踏み出した女性たちによるプロジェクト。
避難所生活で仕事や家事などの役割を失ってしまった女性たちが、「何かをしたい」という思いではじめたのは避難所とういう限られたスペースで、針と糸、そして布さえあればできる「刺し子」の制作でした。
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